「圧縮」吉田直嗣 + cheren-bel

毎年個展をやらせていただいている、馬喰町ART+EATにて、今年も個展が始まりました。
今回はパートナー吉田薫と「cheren-bel」名義で展開しているシリーズも初めて、沢山手にとってご覧いただける機会となっております。
さらに只今、Tumbler&FLOWERSの渡来徹さんによるお花も、僕のうつわに沢山生けていただいております。会期は1ヶ月ありますが、是非お早めにいらしてみて下さい!

─────「圧縮」という言葉について─────

吉田のうつわはよく、ミニマルな美しさと評していただくことがあります。それは無駄なものを削ぎ落としていって、というような意味を含んでいるものなのだ と思います。美しいということに向かい合ううつわの姿は確かに、しかしそう言い切ってしまう事が何故だかしっくりこないと感じることがあります。デザイン の世界で言うミニマルとは、一体何が違うのか。そのことを吉田本人と話していた時、彼が言いました。

圧縮かなあ。

そうか、そうだね、圧縮だね。
削ぎ落としていって作り出されるのではなく、圧縮されていくことによって、いずれはミニマルなものに見えてくる。ただの美しいラインに、かたちになってい く。黒と白になっていく。轆轤をずっとずっとひき続けていくうちに圧縮されていく時間や経験。そういうものが切り落とされることなく全部入っていって、遠 くから見ると一本の線に見える。

うつわは粘土の粒子で出来ていて、そのひとつひとつに重力がかかっている。圧縮されてきた全てのものが入っている。濡れている時も、焼いて締まったあとも。紛れもなくそこにものとして、美しいものとして存在している強さがある。

cheren-bel はそういった吉田の作品群の、一歩手前、圧縮される一歩手前の日常の中にあるものを、ごく一部ではありますが、切り取ってご覧いただくことを意識して作っ ています。延長線上にともにあるものとして、その違いも楽しんでいただけると、とっても嬉しく思います。

cheren-bel 吉田薫



「圧縮」吉田直嗣+cheren-bel 
馬喰町ART+EATにて、2016年6月7日ー7月6日まで。

- 火・水 11:00〜19:00(L.O. 18:30)
- 金・土 11:00〜21:00(L.O. 18:30)
- EAT time 11:30〜18:30
(14:00までドリンクサービスあり)
- 日・月・木・祝休廊
- 最終日17:00まで
-7/1、7/2のみ「真夏の夜のBar (バル)」のため、23:00頃まであけております。

https://www.art-eat.com/event/yoshida2016/
展覧会情報 - -
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